こんにちは、田中です。
『人生100年時代』とよく言われるようになりました。長いですね。
長い人生、健康で、お金に不安がなく、住むところがあり、やりたいことができる、そんな人生を送ることができたらきっと幸せだろう、と思います。
今後、定年延長により働く期間も長くなると考えられ、リカレント教育も注目されています。リカレント教育とは、学校教育からいったん離れたあと、それぞれのタイミングで学び直し、仕事で求められる能力を磨き続けていくことを言います。副業や転職に繋がるようなリカレント教育も素晴らしいことですが、金融・経済のことを学ぶことも大切と思います。
私たちは、学校教育を通して金融・経済の教育が明らかに不足しています。これは、お金の話はタブーとする時代背景が大きく影響していると言えます。しかしながら、人生を豊かにするためには、お金の知識を身に付けることは必要です。
「給与明細」や「ねんきん定期便」を正しく読める人はさほど多くはないでしょう。かくいう私は、かつてあまり深くみることもしてませんでした。
昭和40年の平均寿命を調べると男性は約68歳です。日本の経済成長を担いながら懸命に働き、定年を迎え、60歳から年金をもらって数年余生を送るという、いわば「短距離型」の人生でした。一方、100年時代は「長距離型」です。駅伝のように、はっきりゴール地点が分かっていればいいのですが、人生のゴールはよく分からず、また、そう簡単にゴールには辿り着くことはできません。
人生の最終的な終着点に向けて、何年後はこうしたい、こう生きたい、という望む生き方を描いてみましょう。人生という長いストーリーの主人公として、ご自身が希望する最高のストーリーを描くのが「ライフプラン」です。ライフプランをしっかり立てていれば、資産運用や住宅ローンでも合理的な判断もでき、きっと不安や後悔を最小限に抑えることが可能となってくるでしょう。例えば、住宅ローンの相談でも、ライフプラン相談の一部だと捉え、キャッシュフロー表を作ると、おのずと適合的な住宅購入計画が浮かび上がってきます。
学ぶ、というと何となく難しく感じて身構えてしまいがちですが、お金についての学びには、日常生活の感覚を活かすことが大事になります。働くこと、消費することも経済活動であり、日常的な消費行動においても、軽減税率、キャッシュレス決済など、金融経済のトピックがたくさんあります。いつもの生活の中で、経済について「なぜ?」という考える癖をつけるのも楽しいと思います。
家計簿をつける、資産の棚卸をする、証券口座を開く、生命保険を見直す、相続について考えるなど、お金について様々な経験をすることも重要であり、経験は知識や知恵となって身に付きます。多くの会社員の方は年末調整などで税手続きが終了しますが、医療費控除など、確定申告を経験すると税体系が理解しやすく、いい経験になると思います。
老後2,000万円不足問題をきっかけに、自助の必要性を感じる方が増えましたが、運用や金融商品に関する知識があればリスクを抑えた資産形成や、不適切な販売や詐欺への防御もできます。人生を自分で切り開いていく力を身に付けるために、金融・経済を学ぶことの重要性が増しているのです。すぐに儲かる、誰でもできるなど、お手軽な印象の情報はたくさんありますが、一瞬で得られる知識は、一瞬で消えます。しっかりと身に付けた知識は一生モノであり、人生の知恵と呼んでもいいものです。地道に学び続ける中で、しっかりとした金融経済の基礎知識を体得し、経験をしながら人生に活かすことで、人生はより豊かになり、100年時代を健康に幸せに暮らせると思っています。
「自分はそんなに長生きしない」とおっしゃる方もいますが、寿命といった大事なことは、残念ながら自分で決めることができません。長生きする可能性がある以上、きちんと向き合い、考えておいた方が安心ですよね。 望む生き方を叶えるために、情報に自らを合わせるのではなく、主体的にお金について考えることが大切です。例えば「教育費を準備するには、学資保険とつみたてNISAのどちらがいいか」といったテーマで情報を探すと、つみたてNISAが有利、というものがほとんどです。確かに、少額ずつ、時間分散、資産分散を図りながら長期で資産形成をする、つみたてNISAはメリットの多い制度ですが、お金の使い方や性格によっては学資保険が向いている場合もあります。
リタイア後の生活は30年以上と言われることが普通の時代になりました。低金利やインフレの脅威に備える必要があります。まだまだ現役で働く方は長期・分散投資でリスクを抑えて収益を確保を目標としたいですね。
リタイア後のセカンドライフは、運用しながら資産を取り崩す時代と言われるようになりました。「まずは平均余命から逆算してマネープラン」を検討してみましょう。
お金について不安を感じるのは、問題を正しく認識していないからです。それでは暗闇を歩くようなもので、どこに落とし穴があるのか、この道で合っているのか、と不安になります。解決すべき問題とご自分に合った対策が見つかれば、きっと目指すべきゴールに向かって進むことができてくるでしょう。
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